今日は午前中、残った仕事を家で片付けた後、『しだみ古墳群』の古墳の一つ、『白鳥塚古墳』に行ってみることにした。県道15号線を走って、前回訪れた『しだみ古墳群ミュージアム』を通り過ぎて、2つ目の信号の東谷橋南を右折、少し進むと『白鳥塚古墳』は右手に見えてきた。見学者用の駐車場が整備されていたので、そこに車を駐めた(トイレもあった)。
こんもりとした山のよう、割と大きい。墳長は約115m。愛知県下第3位の規模があって、県内で初めて造られた大型前方後円墳らしい。後円の頂上部分に石英が敷かれ、斜面にも大量の石英がまかれていたので、石英の白から『白鳥塚』という名前が付いたそうだ。
この古墳は墳丘部分も自由に歩けるようになっていた。ぐるりと歩く。後円の頂上に続く階段は結構きつい。大正時代には四方にむかって崩れたこともあるらしい。後円から北方向に渡り土手が設けられていたそうで、その点は奈良の古墳と共通点があるそうだ。また埴輪が見つかってない為、埴輪文化が伝わる以前に築かれたと考えらている。
10分ほどで全部回って駐車場に戻った。石英が残っている姿を見れたら、もっと面白かったかも。江戸時代の文献にはこの古墳について、「白鳥山」という記載があり、江戸時代まではその姿が見れたようだ。見学者はわたし以外にはいなかった。次は最近運動不足なので、運動がてら標高198 m、名古屋市最高峰の山「東谷山」にある古墳に行ってみようと思う。